「治療でも男性ホルモンは“ドーピング”になる…」性同一性障害の水球代表候補が東京五輪を諦めた理由《現在は歌舞伎町ホストに》(Number Web)
https://news.yahoo.co.jp/articles/55c98ff255d7e1410db3c0c1793c57c1937e4492
新宿歌舞伎町のホストクラブ“TOPDANDY V”に在籍する、成宮涼(29)。
水球日本代表というアスリートからホストへ転身した彼だが、“女性としての性を割り当てられて生まれたが男性として生きることを希望する”FTMでもある。
そんな成宮氏に、自身が男性だと感じたきっかけ、女性として生きようと考えていた代表選手時代、親へのカミングアウトなどについて、話を聞いた。全3回の2回目/#1、#3へ)。
【写真】トランスジェンダーのホスト・成宮涼の中高生時代に水球女子日本代表時代。歌舞伎町でギラギラのホストになった現在の姿も写真で見る。
(中略
ーー女子水球選手として活動してる間は、性同一性障害の治療を受けずに女性として生きようと誓っていたそうですね。
成宮 並行して治療はできないと思ったんですよね。水球に専念したかったのもあるし、その他のことまで考えてらんないと思ったんですよね。だから、もう女子として生きるしかないよねっていう感じですね。あと、治療を始めて男性ホルモンを打つとドーピングにあたるんですよ。やったら、選手は続けられない。
なので、メンズと呼ばれる人たちで治療を踏みとどまっている人は多いです。その頃の友達で、部活をすべて終わってから治療した人はいますしね。どんだけ、やっている競技のことが好きだろうが、打ち込んでいようが、男性ホルモンを打ったら試合には出してもらえないので。
(後略